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読書記録:おかあさまのためのコーチング

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こんにちは。2歳0歳ふたりの息子を育てている育休中ママのうどんです。

 

今回はあべまさいさんの『おかあさまのためのコーチング』の読書記録です。

 

 

こちらはコーチングに興味があったので子育てバージョンだとどんなものなんだろうということで借りてみました。

また、イヤイヤ期の長男との関わりが少しでもうまくいけばいいなという希望もありました笑

 

 

 

 

 

 

コーチングとは

ひとことで言えば、「相手の自発的な行動を促すコミュニケーションのスキル」です

p.10

 

ひとことでコーチングの特徴を表現すると、「指示・命令型から質問・提案型へ」ということができるでしょう

p.10

 

コーチングとは、という定義は他のコーチング本と変わりなかったです。

子供に向けた、という意味ではこの部分が重要に感じました。

 

何かを学びたい!という気持ちを引き出すようなことができたらいいなと思います。そもそも、そういう気持ちを引き出すための関わりをコーチングというのでした

p.20

 

 

子どもを受け止めるスキル

気持ちを受け取めてあげることで初めて考えや感覚が引き出され、形を持ち、自分の中に着地する場所ができるので、子どもは(はもちろん大人も)やりたいという気持ちがでてきます。そのため、相手をやる気にさせるためには相手を受け止めるためのスキルを身につける必要があります。

 

スキルとして挙げているのは以下でした。こちらは子どもだけでなく大人にも使えるスキルなので、「子どもを」と限定するのは不適切かもしれません。

  • 相手が「話を聞いてもらった」と思えるような聞き方(=傾聴)
  • 優しい眼差しで相手を見る(=エンジェル・アイ)
  • 相手とペースを合わせて受け止める、話してくれたことを繰り返す(=ペーシング)

 

 

子どもに働きかけるスキル

働きかける際は質問、承認、もらう、お願いする、相手を信頼するの5つがあります。そのなかで一番するであろう、質問の章が興味深かったのでメモしておきます。

 

質問する

質問でもオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンがあり、時と場合によって使い分けるのが良いです。

「宿題した?」(クローズドクエスチョン)だと、実は宿題してないのでは?という疑念を持った質問になるので、「宿題どう?」と(オープンクエスチョンで)聞いてあげると会話が広がり、宿題すること間接的に促せるようになるとのことでした。

質問は

  • 相手に自由に考えてもらうための質問
  • 自分が知りたい情報を集めるための質問

の二つがありますが、前者をしていくのがコーチングとのこと。また、質問する際は相手の回答を先読みせず、傾聴して新たな質問をしていくのがコーチの仕事とのことでした。

 

質問する際に【相手に自由に考えてもらうための質問】というのが長男に対して最近なかなか出来ておらず、こちらから指定するか、クローズドクエスチョンで終わらせるかに終始していました。

もちろん、長男はまだ2歳なのでオープンクエスチョンばかりだと大変なことになります。ですが、意識的にオープンクエスチョンで問うてあげることはしたほうがよさそうだなと感じました。

 

 

事実を伝えること

子供が【できない】【よくない】という事実の前で、どうやって受け入れようかジタバタしている(イヤイヤしている)時に、「できません」などと一刀両断してしまうのか、子供に寄り添ってあげるのかは自分で選ぶことができる、とありました。

 

よく育児本では一刀両断するのは良くないので共感してあげてね、と言うことが書かれていますが、それってケースバイケースなんじゃない?と私は思っていました。

ですが、

忠告や批判は受け取りにくいものですが、正直に事実を伝えている限り、人はそれに耳を傾けてくれます。そして、事実を伝えることによって、さらにクライアントの方との距離が近くなり、文字通り伴走者として横を走っている自分を感じます。

p.147

と書いてあるのを読んで、少し腑に落ちた気がします。

「できない」という事実は伝えた方がよいので、それは伝えてあげる、そしてできないで終始するのではなく、どこで子どもが落ち着けるのかを子供の様子や会話の中で探っていけばよいのだなと思いました。

…まぁ、自分もイライラしている中でそれをしてあげるのはめちゃくちゃ難しいのですが。

 

 

 

息子たちとの関わりを振り返ってみて

自分が息子たち(特に長男)にやっていること(やっているっておこがましいので適切な表現はないかな…)はコーチングに近いものがありますが、それでもなお、最近は余裕がなく一方的に決めたことを押し付けてしまっていたように思います。

本人(長男)が納得すべきポイントを見つけ出して、それをゴールとするのを忘れないようにしたいと思いました。

 

 

おわりに

本の中で一番印象に残った文章を引用して締めたいと思います。この言葉を胸に、私は今日も明日も子育てをしていこうと思います。

 

子どもは、そういう機会(うどん注:子どもの都合に大人が振り回される機会)をたくさん与えてくれます。今ここで何を選ぶのか、何に価値を置くのかを親に問うてきます。その問いに答えながら、ときには何かにこだわり、ときには何かをあきらめ、気づいたら自分の心が耕され、固い土が少々のことならなんでも吸い込む柔らかい土へと変わっていくのかもしれません。

 

おすすめ度:★★★★☆
育児中の合間に読みやすい度:★★★★☆
手元に置いときたい度:★★★★☆

 

 

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