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読書記録:自分でできる子に育つほめ方叱り方

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こんにちは。2歳0歳ふたりの息子を育てている育休中ママのうどんです。

 

今回は島村華子さんの『自分でできる子に育つほめ方叱り方』の読書記録です。

 

 

こちらはXでどなたか(誰だったか忘れた)がおすすめされていたので図書館で予約して借りました。2年近く待ちました…人気なんですねぇ。3歳向けだったので結果オーライかなと思います。中身を見てみると、三語文以上話せる2歳児でも充分対応できそうな感じでした。

 

 

 

 

 

 

子育てにおけるあるべき接し方

子育てにおいて、行動の良し悪しに関わらず愛情を注ぎ、子供の気持ちを考え、行動の理由に向き合う【無条件子育て】をすべきだと筆者の島村さんは仰っています。逆にご褒美や罰を使いながら愛情の注ぎ加減を調整して行動をコントロールする子育てを【条件付き子育て】と呼んでいます。

 

無条件子育てを実践するための5つの原則は以下です。

  1. 褒め方と叱り方に気をつける:努力や経過、子どもの行動について具体的に声をかける
  2. 「子どもに対するイメージ(見方)」を見直す:子どもを信頼し、1人でできる環境を準備し、自立をサポートしてあげる
  3. 子どもにとって良きリーダーでいる:子どもの気持ちを尊重しつつ、自由に伴う責任の大切さを伝える
  4. 子どもへの要求を考え直してみる:発達段階に応じて期待内容を変える
  5. 子育ての長期的なゴールをもつ:自分の行動が子供の成長の邪魔をしていないかを考えてみる

(pp.29-43からうどん要約)

 

 

褒めるときのポイント

褒め方として3つのポイントがあると筆者は述べています。

  1. 成果よりも、プロセス(努力・姿勢・やり方)をほめる
  2. もっと具体的にほめる
  3. もっと質問する

 

非認知能力系の本では上記3つの褒め方は定番で、特に1は当たり前のことだと思います。

3の質問するについては、最上級形容詞(もっとも、いちばん)を使って質問をしてあげるとよいとのことでした。

 

また、上記以外にも気をつけるべきことがあるのですが(じゃあ3つって言うなよって突っ込んだのは私です)、ポジティブな感情を子どもと共有する本当にすごいと思ったら「すごい!」と言っても良いということも挙げていました。

 

ケーススタディもあったのですが、それはモンテッソーリ教育のあきえ先生の『声かけ変換ワークブック』のほうが良さそうな印象を受けました。

またケーススタディで書かれている自由回答式の質問がgoodと書かれているものの、質問したその先のやりとりの具体例が書かれていないので、イメージがつきにくい感じがしました。

 

 

上手な叱り方のポイント

叱り方は4つのポイントを押さえておくと良いとのことでした。

  1. 「ダメ!」「違う!」はできる限り使わない:緊急時以外は否定語でなく同意から始める
  2. 結果でなく努力やプロセスに目を向ける:過程に対してネガティブな評価なしに具体的なフィードバックをする
  3. 好ましくない行動の理由を説明する:モラルに焦点を置きながら具体的に説明する
  4. 親の気持ちを正直に伝える:アイ(I)メッセージで気持ちを伝える

(pp.96-104からうどん要約)

 

特に4において、アイメッセージで行動・感情・影響・提案の4要素を含めたら良いとのことでした。4要素に関して、おもちゃの取り合いで兄弟喧嘩になり兄が弟を蹴ったため、兄に諭すシーンを具体例として挙げています(本書の例を一部私なりに改変しています。)

 

行動:非難せずに子供の行動を客観的に描写する

例:おもちゃの取り合いになって、弟を蹴ったのね

感情:自分や関わった人がどう感じたか伝える

例:〇〇が暴力を振るうのを見ると、ママは悲しいよ

影響:なぜその行動に問題があるかを、自分や関わった人に与える影響を説明する

例:蹴られると痛いし、怪我してしまうこともあるんだよ

提案:次回どうすれば同様の出来事を回避できるか解決策を話し合う

例:おもちゃを弟と仲良く使う方法をみんなで考えよう

 

 

…と書いてあるのですが、叱るというより諭すに近いのかなと感じました。諭すことができていれば育児は苦労しないよな…

 

おわりに

著者はご褒美も罰も悪いものとして捉えており、子育てではやらない方がいいという主張をしていました。まぁ分かってはいるけど難しいんですわそれが…(もちろん毎回できるものではないと筆者も仰っていました。)なんでもほどほどに、だと思うんですよね私は。

先述のとおり図書館で予約してから2年近く待った本で、期待値が爆上がりした状態で読んだので(悪い意味で)拍子抜けしました…エビデンスに基づいた本ではあるものの、行間を読まないといけない部分が所々あり、文章書くのが苦手な人なのかな…?そして教育学者/教育者であって育児はやってらっしゃらないのかな?という印象を抱きました。(そうじゃなかったらごめんなさい、ちゃんと調べていません。少なくとも私はそう思ってしまいました。)

あとここでいう【できる子】とは自己肯定感の高い子に育つ(≒非認知能力が高い子に育つ)ということのようですが、人によって【できる子】の基準って違うよなぁと思いながら読んでいました。なので、もし【できる子】が「勉強できる子」であればまた違う本を探した方が良いでしょう。

 

初めての育児本、もしくは軽く育児本読んで満足したい方にはおすすめなのかもしれませんが、色んな育児本でよく見かける内容が書かれているだけで、真新しい内容はありませんでした。これより良い本いっぱいあるぞ…

 

…ということで私のおすすめの育児本はこちらです💁‍♀️

noodlenodu.hatenablog.com

 

 

おすすめ度:★★☆☆☆
育児中の合間に読みやすい度:★★★★☆
手元に置いときたい度:★☆☆☆☆

 

 

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