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読書記録:子どもがスポーツをするときにこれだけは知っておきたい10の本質

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こんにちは。2歳0歳ふたりの息子を育てている育休中ママのうどんです。

 

今回は永井洋一さんの『子どもがスポーツをするときにこれだけは知っておきたい10の本質』の読書記録です。こちらは読むだけにしておこうと思ったのですが、どうしても共感するところがあったのでそこだけ抜き出しておこうと思います。

 

 

こちらはX(Twitter)でおすすめされていたので読んでみることにしました。息子たちにも遅かれ早かれスポーツの習い事をするだろうから、その時の参考になればと思ったのもあります。

 

 

 

 

 

筆者の主張

タイトルには【10の本質】とあるのですが、10個を並べるより以下の主張が当てはまるのかなと思い、抜き出します。

私は、スポーツ云々を語る以前に、人間は個として自立した存在でなければならないと考えています。常に自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の意思で判断して行動できる力を備えておくことが必要だと考えます。

ですから、教育も躾もスポーツも、大人が子どもたちに授ける環境のすべてが、子どもの「自立」を促し、高めるための手段の一つであると考えます。

p.6 より引用、本文では太字部分は下線で強調

 

 

筆者はミスや不始末が生じた時の日本の近代的な連帯責任について、以下のように述べています。

個を集団に埋没させる装置が何重にも敷かれているなかで、少年たちは次第に自立した個としての行動力を衰退させていきます。その結果、何らかの決断を下すときの基準は「自分はこう思う」ではなく「仲間はどうしているか」になり、集団で行動する際も「叱られないか」「罰せられないか」が判断基準になっていきます。

p.185より引用

 

まさにこの現象が私の中高の部活動では起こっており、顧問の様子を伺ってばかりの日々でした。自分で選択することが出来ず、「叱られないか」「罰せられないか」で判断するため、結果的に良いプレーに繋がらなかった経験が多々ありました。

そして余談ですが、苦境を乗り越えた部活動のメンバー同士、個々では仲は良いものの、同学年全員や先輩後輩の繋がりは希薄と言っても良いくらいです。

連帯責任や指導者の【指導】だけで動いていた集団はスポーツ自体のプレーだけでなく、仲間意識をも壊していくものとなり得ます。

 

理不尽な環境に身を置いたことで、どこに行こうと現状の世界がとても居心地の良い場所だと感じるため、私にとってプラスな経験だったのかもしれません。このように経験を正当化していますが、可能なら息子たちには同じようなことを経験させたくありません。

 

私の部活動の話はこちらでも少し触れています。

noodlenodu.hatenablog.com

 

 

スポーツへの意識

スポーツは勝敗を争う行為ですが、それ以上にスポーツの意義を見出すことでそのスポーツが好きでいられるようになると筆者は述べています。

勝利を目指して全力を尽くすことは大切。しかし、勝利を目指す過程で見つけるもの、あるいは負けて気がつくこと、それらすべてを自立した良き人間となることに役立てていけるかどうかが大切、という視点から育てていかねばなりません。

p.198より引用

 

なかなか難しいかもしれませんが、息子たちがスポーツをする際にはこういう指導者を見つけられたらなと思います。

 

 

おわりに

いわゆる体育会系の文化が蔓延っている日本のスポーツ界ですが、体育会系の指導者だけでなく自立を促す指導者もいるという発見があり、自分の経験上、私はとても安心しました。

息子たちが習い事としてスポーツをする際には「自立」を促す指導者を見つけてあげたいと強く思いました。

 

 

おすすめ度:★★★★☆
育児中の合間に読みやすい度:★★☆☆☆
手元に置いときたい度:★★★☆☆

 

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