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読書記録:坂本廣子の台所育児

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こんにちは。2歳0歳ふたりの息子を育てている育休中ママのうどんです。

 

今回は『坂本廣子の台所育児-一歳から包丁を』の読書記録です。

 

こちらは以前読んだ『子どもをキッチンに入れよう!』で言及されていた本だったので、いつか読んでみたいなーと思っていたのでした。

 

図書館で取り寄せたら、閉架書庫に入っている本でした。閉架書庫内にあるので結構古い本なのかなと思ったら、1990年初版!私の母世代がちょうど母になった頃に出された本でした。

 

 

 

 

 

"つ"で数える年齢までにできるだけいろんな味や食感を経験させる

あくまで著者の坂本さんの考えのようですが、10歳になるまでに食べ物に関していろいろな経験をしておくと良いとおっしゃっていました。

「つ」までにできるだけいろんな味や食感を経験させる、食べ物の幅を広げておかないと、後からではまにあわない発達のフシがあるような気がしてなりません。いろいろな食べ物をどこでも楽しく食べられるようにするためには、まず体験させること、これも10歳までに。でないと、将来、どんなごちそうが出てても楽しくないし「なんにも食べるものがない」なんて人生さびしいじゃないですか。

p.26

 

確かに小さい頃になんとなく食べたものが大人になってからブワッと思い出されることがあるので、あながち間違いじゃないなーと思うのです。

私の小学生の時の担任の先生のご実家が柿農家で、柿をクラスの子全員に配ってくれました。3年生の時だったはずなので9歳の時です。その柿の美味しかったこと、今でも忘れられません。その時から柿は大好きな果物の一つになり、八百屋さんで見かけると毎回買って息子たちのために剥いています。もしその時柿をいただくことがなかったら、今でもあまり食べないと思います。

 

 

お手伝いしてもらう時はとにかく手も口も出さないでじっと見守ること

どの項目にも書いてあるのですが、お手伝いするときは手も口も出さないでじっと見守ることと言及されていて、包丁のところに関しては「ちょっと指先を切るまではダンマリ」とおっしゃっていました。笑

親の忍耐力が問われますね…子育てはなんでも忍耐力が問われます…

 

 

できたお料理はよいところを見る

これは子供が料理を作った時の話ですが、大人が作った時も当てはまると思います。

できた料理が美味しいのであれば、美味しいと伝えてあげる、もし失敗したら本人が一番分かっているので、失敗したところは咎めずに良いところを伝えてあげるのがよい、とのことでした。

 

私も夫も料理する人ですが、料理した側が失敗したと思ったら、「ごめん、〇〇だからあまり美味しくないかも」と事前に伝えるようにしています。実際美味しくなくても、「××だから食べられるよ、美味しいよ」と料理してもらった側は伝えるようにしています。励ましてもらえると少なくとも私は罪悪感が薄れます。ありがとう夫。

これはお互いそうしようね、と取り決めているのではなく、自然とそうしている感じです。

子どもが仮に料理してくれるようになっても、失敗しても良いところを見つけるのは重要なんだなと改めて思いました。

 

 

子どもにとって良い包丁とは

坂本さんは子どもにとって良い包丁の条件を以下4点挙げています。

・鋼の家庭用和包丁

・両刃研ぎしてあるもの

・刃渡りが握り拳2つ分くらい

・よく切れるもの

p.66

和包丁は刃物側が重たいので、子どもが力を加えなくともストンと切れるから、ということだそうです。洋包丁は柄が重いのだとか。そして刃渡りは握り拳2つ分以上の長さになると子どもはコントロールしにくいからだとか。

我が家はステンレスの包丁なので、どうすべきか要検討ですね…そもそも子供が料理してくれるのか、というところではありますが。

 

1人の子の成長にあわせると3本くらいは包丁を買ってあげるようになるでしょうか。…(中略)…幼稚園のころに細工包丁、小学校中学年のころに鯵切り包丁を買って、中学生で大人用の包丁を買いました。

p.70

 

また、ペティナイフは使いにくいのでおすすめしないとのことでした。

 

 

おわりに

子供が食べ物の名前を覚えない、おだしは何で取るかわかってない、食事はカップラーメン、などと今でも言われることは世代を超えて昔から文句のように言われていたものなのだなとくすっとしてしまいました。(あくまで私の所感なので、それらが悪い、坂本さんご自身が文句を言っている、とは断言しません。)

 

息子たちにも色んなものを食べ、作ってもらえるようになるために、少しずつですがキッチンのお仕事をお願いしようと思えた本でした。

先述の通りこちらの本は1990年初版の私の母世代くらいの本で、もしかしたらこれを読んで母が私に対して実践していたのかなと思うと(やってないし読んでないはずですが)少しワクワクするというか、昔の母になった気持ちがしたのでした。

 

 

 

おすすめ度:★★★★★
育児中の合間に読みやすい度:★☆☆☆☆
手元に置いときたい度:★★★★☆

 

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